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2010年03月16日

読書:ぼくには まだ一本の足がある

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昨夜読んだ本はこちら。

ぼくにはまだ一本の足がある

ぼくにはまだ一本の足がある 千島 英一

麗沢大学出版会 1999-11
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ガンに侵され、9歳で人生の幕を閉じた台湾の少年、周大観君のお話。
彼が病床で紡ぎ出した詩も多数紹介されております。というか、むしろその数々の詩が彼を有名にしたのですが。とにかくこの少年の賢さがハンパない! あたしが9歳の頃はもっともっとバカだった!(苦笑)

本のタイトルは、ガンのため右脚を切断した大観君が書いた詩のタイトル。“足が1本ない”のではなく、“まだ1本ある”というけなげな前向きさが涙を誘います。

最近、寝る前に本を手に取ると危険。気がつくと夜が明けそうな状態に!!
特にこのような目から水が出る系の本は、起きてから目が腫れるので大変です。

ここのところ自分でも珍しいペースで本を読んでる気がします。乱読なんですが、かなり楽しいです。最近は珍しいジャンルもw 少し前に読んだのがこちら。

プラトニック・アニマル
プラトニック・アニマル
情報センター出版局 1992-04-23
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おすすめ平均 star
star私の官能小説の原点
starsexから説かれる真理のような本
starかっこいいです

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どうしてたどり着いたんだっけな? アダルトビデオは持ってないし、この方がそのスジでどんだけすごいかも知りませんが(その世界では巨匠クラス?)、なんでこんなに評価がいいんだろう?と疑問に思って読んでみることにしたのでした。そうそう。最近オペラの「愛の妙薬」を検索しようとして、「愛の媚薬」とインプットしてとんでもない結果になったことがあったんだけど、その手だったかもw いずれにしてもせっかく出会ったので、読んでみた次第です。

いわゆるAVの世界って男の都合のよい妄想であって(ファンタジーってフレーズが合うのかどうかは疑問だけどw)、現実(=女)とはかけ離れていると思う(のでそれをお手本にするヤツの気が知れない)。だからこんなにまじめに考えて作ってる人がいるのか、という点で驚きました。(作品タイトルだけ見ると「おぇっ」と思っちゃうものも多いんだけどね) その考えって、つまるところ 解放→幸せ→世界平和 にもつながりそうな壮大な思想に感じたあたりが面白かったです。

心を満たすものっていろいろあると思うんだけど、誰もが一番わかりやすいのはお金だよね。サイフがすっからかんだと人の心は荒む。で、2番目か3番目かそれは人それぞれだと思うけど、上位に来ると思うのが相手に幸せを与えられるいいSEXじゃないかと。その中に、このヨヨチューさんの唱えるものが含まれると思う。

エロいフレーズが随所にちりばめられているんだけど(笑)、根底の考えがまじめなもんで、あんまりエロく感じなかったな。単なる小手先のテクが知りたい人には期待ハズレかもしれないけど、心を開くためのテクニックという視点ではなるほどと思わされ、へ~と思いながら読ませていただきました。

そうか。女目線からその手の本を見てみるのもいいかもね~。

投稿者 suzumari : 2010年03月16日 13:57

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