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2008年01月21日

「ウェブ時代をゆく」を読んだ

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かの「ウェブ進化論」を書かれた梅田望夫氏の最新作「ウェブ時代をゆく」を読みました。

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書 687)
ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書 687) 梅田 望夫

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ネットのインフラが整った今だからこそ、そのテクノロジーを支えたり、利用して何かを生み出す多種多様な職業が誕生しているわけで、そんな今だからこそ「なるほどね~」と思える内容です。でも可能なら10年前に読みたかったですね(苦笑)

もし10年前に知っていたら、資質もないのに調子に乗って「けものみち」に足を踏み入れることはなかったかもしれません。“道”を知らないばっかりに、すぐ脇を高速道路が通っているのに、あてずっぽうに草むらに突っ込んでいくようなこともせずに済んだでしょう。偶然方角があっていたというだけで、ぬか喜びすることもなかったはず(爆)

この本には幾度となく「在りよう」という表現が登場します。これ、結構気に入りました。「在りよう」「波長の合う信号をキャッチする」「生きるために水を飲むような読書」「パーソナル・カミオカンデ」あたりは特になるほどと感じたポイント。

さらにムム!と思ったのは以下のくだりでした。

第二に、「時間の使い方の優先順位」を変えるにはまず「やめることを先に決める」ことである。それも自分にとってかなり重要な何かを「やめること」が大切だ。お正月の「今年の抱負」が大抵実現できないのは「やめること」を決めずに、ただでも忙しい日常に「やること」を足そうとするからである。時間は有限なのだ。(p.143 第四章 ロールモデル思考法)

この場合、“そもそも実現努力が足りない”、“達成しようという気がない” というのは除かれますね(苦笑)

1週間があっという間に過ぎて、「あれ? こないだHEROES見たのにもう火曜日?」てな具合で、年をとるとどんどん時間が短く感じられるわけで、キリキリ舞いしたときにこの考え方を思い出すと少し楽になるかも、という気がしました。

無知だったゆえに、うかつに分け入ってしまった「けものみち」 を歩き続けてかれこれ7年。よくぞ生きてこれたものだと自分でも思うわけですが、今更後戻りができるわけでもなく、これからひたすらしがみついていくしかないのであります。ただ唯一の救いは、迷走し続けた結果、今の自分の“在りよう”は、決して理想からはるかに遠くはないような気がすることかな。

人生の折り返し地点と言っても過言ではない今になって、やっと自分にあった職業がなにかというのを感じ始めてまして、努力し甲斐があるかもしれないと思えていること。とはいえ、

できることなら、もっと早く気づきたかった(^▽^;)

というのがホンネっす……orz

経験してきたことすべてが無駄だとは思いませんし、必然だったのでしょうけど、この時代、いろんなものがボーダレスです。もっと効率化できる。ついていくのに必死な体力になってから気づくのと、もっと早く自分の「好き」と「適性」を絞り込めて、目標を定めて活動できるのではまったく違いますからねぇ~。ん~。それを自分に早く気づかせたいワカモノが読むと非常に役立つ一冊ではないでしょうか。

 

話は変わりますが、先日お風呂の中でNHKの深夜番組(再放送)を見ていて、感想を述べるという行為は、大人になればなるほど語りやすく、自分の経験になぞらえて語れるようになるのだなと感じました。

動物を扱う番組だったんですが、ゲストはちびまる子の森迫永依ちゃん、山口もえ、杉良太郎の3名。すごい顔ぶれですww

飼育員と動物の赤ちゃんに関するVTRを見た3人。森迫永依ちゃんは「○○○○をするなんて、すごいと思いました」と VTRの内容を繰り返す+ひとこと。山口もえさんは、自身の出産経験になぞらえた感想。杉良太郎さんはさすがに出産できないけれど、豊富な経験からエピソードを披露。そのときはアジアの某国で、オランウータンの子供たちと朝食をとるという体験だったかな。コメントの面白さが年齢に比例して、段階的にグレードアップするんですよ。(人にもよるでしょうけど)

小学生の頃、読書感想文というものが非常に苦手だったのですが(まさに森迫永依ちゃん的内容になる)、年をとるとそこそこ言えるようになるんだなと(爆)

つか、杉さまがオランウータンの子供数匹にがっつりしがみつかれながら朝食をとっている様子を想像して、つい笑ってしまいましたよ。何かのボランティア活動だったんですかね~?

投稿者 suzumari : 2008年01月21日 09:18

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