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2010年02月21日

「必勝婚活メソッド」を読みました

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必勝婚活メソッド―「お見合い」という婚勝 (学研新書)
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なにやらTVで話題の仲人おばさまらしいというので、買って見た本です。
妹1が

「おねぇはもうテレビで人気のお見合いのおばさんに頼むしかないよ!」

って言うんですもの(-_-)
とりあえず見たことないので、どんな方なのかな、と思いまして。

読んだところ、なるほど、人気が出る理由や、成功率の高さが分かった気がします。婚活にお見合いを導入するにあたり、どういう行動にでるべきかというアドバイスもありますが、全体的に山田さんの仲人で成功する秘訣が詰まった本といった印象です。

TV番組の「あいのり」ありましたよね。うまく行きかけていたのに、ひょんなことから勝手な推測と誤解により、破綻していくケースもありましたね。スタッフは「どうしてそう思うの?」という質問はするけれど、「今、彼はいい感じだよ」とか「もっとこうしたらどう?」というアドバイスはしない。TV見ながら「そこで全てを見てるスタッフがちょっとアドバイスしたら全然展開変わるし、カップル成立の確率も猛烈に上がるんだろうな。教えてあげればいいのに~~~!w」と思ってました。

著者の山田さんは、まさにその役割を担っていたんですねぇ。

つまり、至らぬ二人の双方がうまくいくよう、耳の痛いことも包み隠さず伝えて、どうすればいいかまで教えていたんですね。山田さんはどちらからも話を聞いているので、状況はお見通し。そこで男性側の対応がショボすぎて女性が離れかけていたら、男性に説教する。そこでそれとなく相手の気持ちを伝えつつ「まだダメではない」と自信を持たせて、対策を伝授。相手にも「もうちょっとチャンスをあげて」とアドバイス。それを繰り返しているようなのです。

高望みする人には現実を突きつけ、結婚という目標を達成するために妥協すべき部分というのを明確にさせていくわけです。普通周りいる人が指摘しても「なんて失礼な!」で耳を貸さないようなことも、山田さんの説教ならOK。そういう部分もありますね。それで言い訳して抵抗する人は本当にダメだとか。

山田さんに言わせると、あたしの年齢で「お見合い」に釣り合う男性は50代なんだって……_/乙(、ン、)_ はぁ~~~……。それが現実だそうです。

あんなおじさん、そんなおじさん……周囲の50代をパートナー対象としてみたことありますか? 一緒に年を重ねての50代ではなく、いきなり相手が50代です。これに打ちのめされてるアタシは、高望みチームということでしょうか(苦笑) 同世代ですらもはや厳しいというのが、40代独身女の現実だそうですよ。恋愛と結婚は完全に切り離すべきという意味が裏に隠されておりますね(苦笑)

だから婚活は早いほうがいいのよ!

で、この本の中でもやはり必ず言われていることは、「見た目をきちんとしなさい」なんですよね。ほとんどの場合、最初の数秒で振り分けられてしまいますから。とはいっても無理してイケメンを気取れとか美人を目指せというのではなくて、イヤな印象を与えない、失礼にならないよう配慮すべきってことなんですけど。

ちなみに山田さんの面接待ちが2000名いるとかどうとか。
……待てます?(^▽^;)

最近は「こんな場面、山田さんならどうアドバイスするんだろう」って考えることもあります。が、こちらだけ考えててもダメなのよね。結局空回りしちゃうから。山田さんのアドバイスで再生するケースは多いかもしれないけれど、実際そのアドバイスを受けられる人は限られている。そして今日も無自覚かつ不用意な言動(もしくは無行動)で相手を失望させ、切り捨てられていく男女が量産されているのでしょう。

前に読んだ本の言葉を借りれば、自由恋愛が解禁された結果生じた格差のようです。

投稿者 suzumari : 2010年02月21日 13:17

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