SUZUMODE

誰かともめてる気配があったので、携帯つかんでベランダに出てみると、家の前にタクシーが止まっており、腰の低い運転手さんがおやじに向かって大丈夫ですかと問いかけている。

おやじは暴言はきまくりなんだけど、タクシーは玄関脇にぴたりとつけており、おやじが最短距離で帰れるように配慮している。話を聞いてると、

おやじ、お金を払ってタクシーを降りた
(あまりの泥酔なので、たぶん運ちゃんに付き添われて降りたと思われる)
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タクシーの運ちゃん、車に乗り込んで帰ろうとした
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おやじ、よろめいて自宅の窓ガラスに後頭部激突→ガラス破損
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あたしベランダへ。
おやじの家に隣接してるアパートからも、にーちゃんも飛び出してきて、様子を伺う
(おそらく普段、すごい音で鳴らされるジャズ音楽の被害者でもある)
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おやじ、親切にしてくれるタクシーの運ちゃんに
「俺が酔っ払ってるのは分かってるだろうが！(＝だからもっと丁寧に扱うべき)」と理不尽なことを言う
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タクシーの運ちゃん、放置できないので、大丈夫ですか？と必死に介抱しようとするも
おやじ、ウダウダのだらだらでただ大声を張り上げるだけ。
「ガラスが割れたのは俺が悪いって言うのか～？　あぁ!?」とその通りのことを叫ぶ(爆)

というわけで、どこまでもどうしようもないおやじ！

しかし運ちゃんが

「大丈夫ですか？　ご家族の方いらっしゃらないんですか？」

と聞くと、おやじは

「るせー俺はひとりもんだよ！　俺だけだよーーーーーぅ！」

と叫びました。

「・・・・・・。」

その後、運ちゃんに付き添われて一旦部屋に戻るも、運ちゃんが出てくると後からまたついてきてろれつの回らない舌で叫び続けるおやじ。おやじが運ちゃんに殴りかかったりしたらいよいよ警察呼んだほうがいいとおもったので、こちらも携帯を握る手に力が！

でも何事もなくタクシーは発車。

おやじはまたしばらく叫んでいたけど、いよいよ室内へ。引き戸を閉めると、割れたガラスの残りが落ちて、またしてもガッシャーン！

それを見たおやじ、再び戸を開けてなにやらウダウダ叫び続ける。
ひとしきり吼えたあと、やっと中へ。あたしも中へ。

されど家の中でもまだしばらくの間は大声を張り上げておりました。

こうしてやっと静かになったわけですが、独り身、末路などというキーワードが脳内をぐるぐるしてしまい、おやじの人生をあれこれ想像しているうちに眠れなくなり、なんとなくいろんな会社の採用情報にアクセスしている自分がおりました(-_-;
いや～シャレになんないわ……(滝汗)