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2003年09月22日

ダイヤの指輪

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ちょいとばかし読んでみたら面白そうだったので、ジュエリーの歴史というか産業のハナシを読んでいる。そこに気になる情報が!!

ジュエリー業界において婚約・結婚指輪を中心とした市場はかなり重要らしいのだが(当然か)、それは1960年代にデ・ビアス社(ダイヤモンドの世界最大手。世界中で生産されるダイヤモンドの過半数の採掘にかかわる)が日本人の冠婚葬祭を重視する風習を見てキャンペーンを行い、婚約指輪を定着させたというのである!! つまり販売戦略だったと。バレンタインデーのチョコレートみたいなもんなのだな。

20ほぉ~。フクロウの泉。

というか、知らないうちに戦略に載せられている日本人(^^;;
外国の風習大好きだもんね。日本人は。

最近スーパーチャンネルを見ているとわが愛するスタートレックの放送前に必ず流れるのカメリアダイヤモンドのCM。そのうちの1本は桃井かおりさんが出てきてこういう。

「おかーさまへ。お誕生日ではないのですが、このへんでアナタに親孝行しておかないと、間に合わない年頃になってまいりました。で・・・」
3粒のダイヤのついたネックレスを差し出す。
そして最後にこうつぶやく「…いずれは私のもの?」

つまり、親孝行をしろと。親孝行のためにダイヤモンドを買えと。どうせ受け継ぐんだしーみたいな。別バージョンもあって、「もうすっかり大人の女だから自分で買うのよ」というコンセプト。掘り起こしに必死なのね。

そんな日本ですが、その本によると日本の装身具の歴史というのは実に奇妙なんだそうな。

縄文・弥生・古墳時代までは他の民族と変わらない歴史を持っているのに、飛鳥、奈良時代との境目から突如姿を消し、その後1200年間にわたって歴史が途絶えてるんだとか。一般といか、民間人のレベルでという意味だと思うけど、櫛やかんざしの類以外で装身具といわれるものの歴史がない。明治の初めに外国文化とともに洋服や装身具が入ってきて、それをみようみまねで作り始めて再び歴史が再開され、あれよあれよとういうまに世界の中でもトップクラスのニーズをほこるようになったと。

もし黒船がこなかったら今ごろ日本人はどんなもので着飾っていたのか、想像すると面白いかも。

投稿者 suzumari : 2003年09月22日 00:50

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コメント

ほだよ。欧米だと婚約指輪は3か月とかねーもん。おそろのケコーン指輪が大事なんよね。んで別に高くなくてもいいし。

投稿者 さ : 2003年09月23日 09:52


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